2008年01月14日
MTGによる預金全額保証
セカンドライフ内の銀行業務に関する制限により、桃弥銀行がお客さんから
「預金全額保証」をうたって預かった預金を、凍結しています。
少し前にMTG山種証券が預金を全額保証します。と宣言しました。
この2社にとっての「保証」というのは、色々な意味を持つ場合が多い様なので(笑)、
「保証」の理解の為、一度要点を整理しておこうと思います。
【山種証券 のアナウンス:MTGによる桃弥銀行に対する預金全額保証】
① 友人である桃弥銀行の預金額を全額MTGが保証する。
② 桃弥銀行が債務超過になった場合、MTGがこの債務を全額肩代わりする。
③ ②の場合に桃弥銀行の最終的な債務が確定した日から180日後にMTGが
①の全額を預金者に一括支払いする。
④ 債務を請け負う者は、Haarlem Falworth、etou13 Adamczyk、Nobunaga Dagger
【桃弥銀行のアナウンス:MTGグループの補償について(文書後半)】
①6ヵ月後(後に債務が確定してから6ヶ月後に訂正)に全額に満たない場合は、株式の発行など
考えられる手法をとり、それを返済にあてる。
② 時間がかかるすぎると言われても、保険がかかっているというのはそういうもの。
③ 保険は倒産していない企業には支払われず、倒産せずに運営という逃げには対応出来ない。
④ 一部資金を目減りした状態で返すのと、全額を先で返還するのとどちらがいいかわからないが
当面は全額返還に向けて努力していく。
ご存知の通り、桃弥銀行が以前うたっていた、「預金全額保証」という言葉は、実際には
「預金は保険会社により全額保証されているが、桃弥銀行が保証しているわけではない」
の略でした。
従って今回のアナウンスも同じ様な言葉遊びである可能性がありますね。
まず山種証券ですが、「桃弥銀行が債務超過になった場合」に、その債務をMTGが肩代わり
するそうです。桃弥銀行が債務超過になったと宣言しない限り、肩代わりの必要はありませんね。
あの桃弥銀行が債務超過を宣言するでしょうか。
債務超過はしていないけど、預金はまだ返せません。とか言いそうですね。
また、債務超過を宣言したとしても、保証されるのは「債務が確定」してから6ヵ月後です。
投資先会社の全てが倒産するまでは、おそらく「債務が確定」はしないのでしょう。
投資先会社のオーナーが音信不通になっても、「倒産が確認」されるまでは、保留状態にも
出来るわけです。
そして桃弥銀行はどうでしょう。
「株式の発行など考えられる手法をとり、それを返済にあてる」ですが、この場合の返済は
誰に対する返済なのでしょう。金融の世界の常識を知らないので、私は分かりません。
まさか、預金者に「株式を渡して」、預金返済の変わりにする事は無いでしょうが、この
文書は読み解けません。
「倒産せずに運営という逃げには対応出来ない」
セカンドライフの倒産って何でしょうね。その基準が無い以上、どれだけでも逃げることが
出来るわけです。上手い文書です。
「一部資金を目減りした状態で返すのと、全額を先で返還するのとどちらがいいかわからない」
なぜか預金者に二択を迫っています。
全額を分割で返してもいいんじゃないでしょうか。でもそれは選択肢には無い様ですね。
まぁ長くなりましたが、預金者に山種証券(或いは桃弥銀行)からお金が支払われるのは
上記ハードルを全て越えて、債務が確定して、6ヵ月後。という事です。
まず債務がいつ確定するのかさだかではありません。その6ヵ月後。。。
捉え方によっては、「預金は返しません」とほぼ同じですね。
半年後なんてセカンドライフ自体をやってるかどうか分かりませんから。
「預金全額保証」をうたって預かった預金を、凍結しています。
少し前にMTG山種証券が預金を全額保証します。と宣言しました。
この2社にとっての「保証」というのは、色々な意味を持つ場合が多い様なので(笑)、
「保証」の理解の為、一度要点を整理しておこうと思います。
【山種証券 のアナウンス:MTGによる桃弥銀行に対する預金全額保証】
① 友人である桃弥銀行の預金額を全額MTGが保証する。
② 桃弥銀行が債務超過になった場合、MTGがこの債務を全額肩代わりする。
③ ②の場合に桃弥銀行の最終的な債務が確定した日から180日後にMTGが
①の全額を預金者に一括支払いする。
④ 債務を請け負う者は、Haarlem Falworth、etou13 Adamczyk、Nobunaga Dagger
【桃弥銀行のアナウンス:MTGグループの補償について(文書後半)】
①
考えられる手法をとり、それを返済にあてる。
② 時間がかかるすぎると言われても、保険がかかっているというのはそういうもの。
③ 保険は倒産していない企業には支払われず、倒産せずに運営という逃げには対応出来ない。
④ 一部資金を目減りした状態で返すのと、全額を先で返還するのとどちらがいいかわからないが
当面は全額返還に向けて努力していく。
ご存知の通り、桃弥銀行が以前うたっていた、「預金全額保証」という言葉は、実際には
「預金は保険会社により全額保証されているが、桃弥銀行が保証しているわけではない」
の略でした。
従って今回のアナウンスも同じ様な言葉遊びである可能性がありますね。
まず山種証券ですが、「桃弥銀行が債務超過になった場合」に、その債務をMTGが肩代わり
するそうです。桃弥銀行が債務超過になったと宣言しない限り、肩代わりの必要はありませんね。
あの桃弥銀行が債務超過を宣言するでしょうか。
債務超過はしていないけど、預金はまだ返せません。とか言いそうですね。
また、債務超過を宣言したとしても、保証されるのは「債務が確定」してから6ヵ月後です。
投資先会社の全てが倒産するまでは、おそらく「債務が確定」はしないのでしょう。
投資先会社のオーナーが音信不通になっても、「倒産が確認」されるまでは、保留状態にも
出来るわけです。
そして桃弥銀行はどうでしょう。
「株式の発行など考えられる手法をとり、それを返済にあてる」ですが、この場合の返済は
誰に対する返済なのでしょう。金融の世界の常識を知らないので、私は分かりません。
まさか、預金者に「株式を渡して」、預金返済の変わりにする事は無いでしょうが、この
文書は読み解けません。
「倒産せずに運営という逃げには対応出来ない」
セカンドライフの倒産って何でしょうね。その基準が無い以上、どれだけでも逃げることが
出来るわけです。上手い文書です。
「一部資金を目減りした状態で返すのと、全額を先で返還するのとどちらがいいかわからない」
なぜか預金者に二択を迫っています。
全額を分割で返してもいいんじゃないでしょうか。でもそれは選択肢には無い様ですね。
まぁ長くなりましたが、預金者に山種証券(或いは桃弥銀行)からお金が支払われるのは
上記ハードルを全て越えて、債務が確定して、6ヵ月後。という事です。
まず債務がいつ確定するのかさだかではありません。その6ヵ月後。。。
捉え方によっては、「預金は返しません」とほぼ同じですね。
半年後なんてセカンドライフ自体をやってるかどうか分かりませんから。
